夕暮れを待ちながら

待つということが昔から苦手です。何事もつい前のめりになってしまうのです。
手仕事をし始めてからは、毎日が修業だと思い、「淡々と生きること」の鍛錬を積んできたはずなのですが、未だ習得できていないよう。そんなもの、かもしれないけれど。

自分の体の事となると、よけいに前のめりになってしまいます。体力の回復がものすごくのろのろしているように感じるのです。この原因は、自分の体年齢がまだ20代くらいだと思い込んでいるせいかもしれません。自己認識が足りないだけなのでしょうか、、、願わくばもう少しだけ大らかに、イライラせずにいられたらと思うのだけど。
そんな訳で、このところ自分の取扱いに難渋していました。

のろのろした日々でも、毎日一つくらいは小さな発見があって、それを眠る前に思い出します。
風がビュービュー吹いている中でも、枝から吹き飛ばされない葉がほとんどだという事なんかは、小さくても素敵な発見でした。
なりゆきにまかせて、自分の出来ることを最大限大切にしているなら、それで充分。葉っぱはそんなことを思わせてくれました。
今はちょうど、夕暮れを待つでもなく待っているところ。