wise woman

ハーブのことを少しずつ勉強していく中で、ワイズウーマンの考え方というものを知りました。病気や怪我や、人生の中で起こる否定的と感じる出来事を、そのときだけの部分的な対処法で治療して終わるのではなく、もっと大らかに全体として捉える考え方です。何かが悪いからそれが起きたとは捉えずに、問題を取り除くことではなく、問題が運んでくれる意味や栄養となるものを見つける事に目を向けることによって、「命」という全体を見つめていきます。一人一人が独特であることを認め、そこから紐解いて自身の体や心の健康を全体的に見つめていきます。一人一人が健康であるということは、取り巻く人々も同様で、家族や共同体の健康へと広がっていく考え方です。女性にとっての体の問題も特に大切なこととして、大らかに見つめていきます。男性社会の中では、どうしても女性の体の問題は否定的な見方をしがちですが、大切な本質を改めて認識することで、自分自身をしっかりといたわり、命を育む力を持つ事ができるように思います。

最近、疑問に思っていた事が、今日その考え方を知る事で腑に落ちました。
治療するだけでは、根本的な問題に辿り着きません。また同じ事を繰り返してしまいます。もう一度生き生きと、生命力に溢れながら生きるための力を養うために、人生がひっくりかえるほどの出来事が自分の身に起きたのだとすれば、今この時間を何よりも愛しく大事にして、体を癒し、学ぶ時間に変えようと思います。

もし変えようと思うなら、本当に変えようと思うなら、世界は変えられる。
という有名な言葉を不意に思い出しました。
世界とまではいかなくとも、自分を変えるというのは、簡単なことではありません。慣れ親しんだ習慣から、人はなかなか変われないものです。それを変えるのには、やっぱり小さな一歩となる勇気、そして時間が必要です。でも本当に変えようと思ったとき、人はちゃんとその方法を見いだせるようになるし、時間も与えられる。本当に変えようと思うタイミングがきたときには、本当に変えられるのだと思います。