海へ抜ける道

方向音痴のせいで、初めての道はいつもドキドキしてしまいます。新しい町を散策するのも、私には少し勇気がいります。そんなのどうってことないでしょ?と思われるけれど、個人的にはやっぱり勇気がいることの一つ。

家にこもりっきりなので少し歩かなければと思い、海へ向かいました。塩屋にも小さな浜があると聞いて、丘を下りました。無事に大通りから海へ抜ける道を発見。すごく魅力的な小径の先に海が開けました。波も穏やかです。砂浜ではなく石がゴロゴロしています。日射しが強い時間帯だったからか、人もまばらでちょうどよかったです。

 

 

遠くに淡路島が見えています。今考えてみても、自分が海のそばに暮らすことになるなんて不思議すぎます。塩屋は山も近いのでそこに惹かれたのですが、海へ来てみると、この寄せては返す波の音や、向こうの方まで広がるスケール感が今の私にとって必要だったことがよくわかりました。直感で行動したことは、後になって答え合わせのように意味がわかってきます。散策するにはいい季節なので、いましばらくは小さな町を1人ゆっくり歩いてみようと思います。