3月に入り、ブログをみたら1ヶ月くらい書いていなかったので、びっくりしました。
Instagramで綴ることが多くなって、こちらのブログは頻度が減っていたのですが、最近少しじっくりと言葉を綴りたくなっているので、こちらで書いていこうかと思います。
2月はずっと手仕事をしていました。作品展のための作品と、依頼を受けての刺繍仕事と、そして自分のための学びの手のしごと。それぞれはひとつずつじっくりと作業しますが、並行して進んでいた気がします。
内側からふわりとインスピレーションが湧いて、それを形にするのが楽しくて仕方ありません。だからついつい手が止まらなくなってしまいます。
そして立て込み過ぎて手が痛くなってしまい、3/3、4は完全に休むことにしました。
3日は月の海アトリエでcanaさんによる髪のカットと体のメンテナンスを受けてきました。海の近くにあるアトリエなので、伺う前に少しだけ海沿いを散歩して浜辺を歩いてきました。まだ風が冷たかったです。。
伸びていた髪は軽やかにしてもらい、その日の体の状態に合わせて植物を調合したクレイのリンスでトリートメントをしてもらいました。canaさんのマッサージで手の筋肉が少し緩むと、他の部分も固まっていたことがわかって、それもほぐされてきて、疲れをドッと感じました。疲労を感じられないくらい頑張り過ぎていたのですね。体から力が抜けて、疲れも外へ出して、4日はゆっくりと自分の時間を過ごすつもりでした。でも自分のためにやりたい事というのが、やっぱり手のしごとで、、笑。。本当に好きなのです。。。
結局、4日午後からの半日は原毛を丁寧に洗うことと、すでに乾いている別の羊毛を使ってフェルトのペーパーウエイトを作る時間になりました。原毛を洗う時、羊たちの時間がほんの少し感じられて面白いです。小さな植物の欠片や泥が原毛に混じっているのです。それを丁寧に洗うとき、羊毛のとろけるような柔らかさに驚きます。そしてやわらかな羊毛に触れていると癒されて、ふわっと気持ちがほぐれます。
手は暮らしの中の細やかなことを色々としてくれています。そして触れることで様々な情報も受け取っているのだと思います。冷たいものに触れると体がキュッと縮こまるのがわかるし、反対に適度にあたたかいものに触れるとじんわりと芯から開かれていきます。柔らかいものに触れると、ふわりと心が躍る感じがします。そうやって時々丁寧に感じてあげるのも良いなあと思います。
そんな二日間を過ごして、やっとひと息つけました。
これから2週間は作品展のための作品だけに心を向けていきます。そうできることがとても嬉しいです。
喜びから生まれた貝殻のような作品たち。可愛くて仕方ないので、早くお届けしたいです。
「海からの贈り物」小さな作品展
2023.3.21(tue)-22(wed)
ある海の美術館にて、正午から日没まで。
ある海の美術館
兵庫県宝塚市花屋敷荘園3-2-7
阪急川西能勢口駅から徒歩18分