11/20(水) 「眼差しの地図」続きの時間
この日は2回目、前回からの続きをするワークショップ。
当日の朝、少し遅れますという連絡をもらった時、ちょうど自分が乗るはずだった電車が大幅に遅れていることがわかり、「そういう日なのだろうな」と思いながら星ヶ丘へ向かいました。
ワークショップの準備が整い、到着を待っている間にふと、
予定通りスタートした時の現実と、15分ほど遅れてスタートする現実と、きっと何かが少しずつ変化しているのだろう、起こる現実は「今」の連なりとして、ほんの少しズレただけでその都度違う現実になのだと思いました。
どれが良い悪いではなく、それぞれが尊い時間の予定調和。今を生きる不思議。
ワークショップのはじめに、気持ちをリセットしてもらえるように少しだけ私が朗読をします。
この日は星の流れでは冥王星が水瓶座入りするという、大きな節目の日だったので、参加してくれたエリちゃんに「虹の扉」というナンシー・ウッドの詩を贈りました。
夏に参加してくれてから少し時間が空いたので、復習しながらゆっくりと地図をアウトラインステッチで縫い進めてもらいました。
ひと針ひと針。ゆっくりと進めるうちに手は思い出して、自然とするする進み始めます。
とても気持ちが良い感覚になります。縫う瞑想です。
そして、次から自分で描いた図案を刺繍できるようにチェーンステッチも練習。
小さめのチェーン、幅の少し広いチェーン。輪っかの表情を変えることで、色々な表現ができます。
彼女は陶芸家として絵付けもする人なので、その図案を思い浮かべた時にチェーンステッチが似合いそうで。
色々な応用ができて楽しく刺繍が進むと思います。
話をポツリポツリとする中で、期待していたことがうまく進まなかった時の話になって。
冥王星は破壊と再生がテーマの星。新しく生まれる前には一度更地になるような破壊が起こる。
きっと誰しもが何かしら同じような体験をしているのだと思うのですが、私自身の体験や、ちょうど身近な人に起こったことなどを思うと、ガックリと落ち込むような物事があるとき、それはチャンスなのだと思います。
視点を変えて、その出来事をきっかけに本当の望みがハッキリしたら、その後より理想的な現実が起こるように思います。
「本当の望みは何?」
そう問いかけられている。
理想に近い、ではなく本当の本当に叶えたいものを、宇宙は叶えようとしてくれているのだと思うのです。
自分と対話するための、一度更地になる大事な時間。
そんな話をしながら刺繍をしているうちに、2時間はあっという間に過ぎてしまいます。
ぐっと集中して縫い、時々コーヒーを飲みながら思いつく話をして。
日常の中につくる自分のための刺繍時間。優しい眼差しを自分へ向ける、大切なひと時。
参加してみたいという方はお問い合わせ下さい。
数名集まれば開催したいと思います〜。