「眼差しの地図」続きの時間2

2024.12.4

黄色い落ち葉が積もるsewing table coffeeの中庭で、暖かい日差しに包まれての刺繍時間。

前回の白地図の刺繍を終えたSちゃん。今回は風と星座の刺繍を入れていくことになりました。

風は形がないので、自分が思う風のイメージを線で表してもらいます。

何度か紙に線を書いていく中で、少しずつ“自分の風”が浮かび上がってきます。

それを直接布に図案として記してもらいました。とても優しい風の線。

星座はオリオン座とシリウス。

今の季節にぴったりの星座を刺繍して、Sちゃんの眼差しの地図が動き始めたようでした。

ここからどんな時間が始まっていくのだろう、、。夏の旅の思い出も記していくそうです。

彼女は手仕事が好きで、刺し子をしているそうなので、色々な刺繍のステッチを使うよりもチクチク刺し進めながら、伸びやかに描いていくと素敵な刺繍の世界が広がっていきそうです。

 

刺繍がひと段落したら、それぞれの地図を広げて描かれていく眼差しをゆっくりと分かち合いました。

この日はちょうど沖縄から友人家族が偶然にもやって来て、再会の喜びと、来年の旅の約束もできて、私自身の眼差しの地図の旅が始まった気がしました。

話をする間にも、黄色い落ち葉がハラハラと降ってきて、それをそのまま今日の記録として図案の一部に。

今、どんな眼差しを自分に向けていますか?

その時々に起こることで反応したり、ジャッジしたりするかもしれないけれど、それすらも今の学びとして、大らかな目で眺められたら、少し安心できるかなと思ったりしています。

安心していることって、とても大切だなって最近よく感じます。

眼差しの地図の刺繍時間がそんな時間でありますように。