ほほえみの池

昨日は星ヶ丘で開催された小さなお茶会のお手伝いをしました。会場の和室を池に見立てるとのことで、何かできないかとお話をいただいて、じっくり考えて生まれた「水草紅葉」です。着物の生地などを使って、秋に色付く水草をたくさん縫いました。お盆を乗せた舟が行ったり来たりして水草を揺らしながらお茶を運びます。ソーシャルディスタンスを優しく逆手にとって考えられた素敵な舟点前でした。池の名は「ほほえみの池」。ささやかに集える喜びで、ふっとほほえみが溢れるような時間になるよう祈って作りました。

主催者の女性はとても求心力のある方で、静かにぽつりぽつりとお話されるのですが、何故か周りの人は巻き込まれて(良い意味で)、お手伝いすることになるという感じで、この日のために舟模様の器が沢山焼かれたり、周りの人のあたたかいサポートを沢山受けてお茶席が生まれるのを見ていて、受け取る力の大きな人だなあと感心してしまいました。その姿を見せたもらったことは、私にとって大きな学びでした。受け取ることで豊かな時間を作り出し、その時間を多くの人と共有してお返しする。とても素敵な循環を体験させていただきました。

 

まだまだイベントを開催する際は色々と試行錯誤ですが、小さな形でもささやかに奥行きの深い時間を作れることを知りました。今までの考え方だと、どうしても沢山の人に来てもらうことが前提としてありましたが、これからの時間は、奥行きの深い時間が共有できるようにできたら良いなと思います。10月末の作品展は、そんな空間にしたいなあ。

ワークショップのお知らせ

ワークショップではカードケースを手縫いで作ります。生地はこちらで色々とご用意するので、お好きな生地を組み合わせて作ってもらいます。手縫いが得意な方は刺繍を入れても素敵です。
10/31 14:00〜 2時間ほど。

お問い合わせ、申し込みは info@hoshigaokagakuen.net まで。定員6名様までです。

当日参加出来ないけれど、別の日に展示を見に来てくださる方は、お時間あればワークショップいたしますので、お声かけてくださいね。私が終日在廊しています。

オーダーのご相談もお気軽に。ようやく動き出せたので、お会いできることを心から楽しみにしてお待ちしています。

宇宙の調べを手刺繍にして

「宇宙の調べを手刺繍にして」

10/28(wed)〜11/1(sun)  at SEWING GALLERY 2F

植物や風、そして星々 宇宙に流れる旋律に耳を澄まし 一つとなって刺繍した手仕事の小さな作品展です。

アンティークリネンで作った佇まいの美しい作品ばかりです。こんなご時世ですが色々見ていただきたいです。

ワークショップも10/31(sat)に開催予定です。詳細は次回に!ご予定空けておいてくださいね。

作品展開催のお知らせです

 

10月28日から5日間、枚方市星丘にあるSEWING GALLERY にてささやかな作品展を開催することになりました。期間中ワークショップもささやかに開催するつもりです。

今年はもう作品展はできないかと思っていたのですが、星ヶ丘に訪れた際に長く関わりのある人たちとゆっくり話す中でSEWING GALLERY 2Fのスペースで開催させていただくことになりました。最近インスタに載せている作品に色々追加して、ひとまず行動してみます。昔スタッフとして関わっていたギャラリーですが、今は運営も変わり、場所も変わっています。とても久しぶりに展示をさせてもらうのでワクワクしています。

詳細はまた後日に。

今日は新月で、あと少しで秋分ですね。今年の秋分はすごく大切なタイミングのようです。本来の自分でいるために、今のそのままの自分を受け入れていくこと。ダメダメな自分を目の当たりにしても、それも自分の一部分としてよしよしと思えたら良いですね。

秋を待ちながら

9月に入ってからも、まだまだ暑い日々が続いていますね。

1週間ほど前、体調が悪いなと思っていたら熱中症になっていたようで、体温調節ができずだいぶ大変な1週間でした。皆さまもどうかお気をつけ下さいね。今はようやく普段通りに戻ってきました。

秋が早くきて欲しいと願いながら、秋色の刺繍をしていました。深いインディゴのアンティークリネンに鮮やかな色がよく映えます。色の組み合わせを試しながら、新しい雰囲気の刺繍をしてみようと思っています。最近愛らしい形も好きになってきていて、以前なら可愛すぎるかな?と使わなかった丸みのある形も取り入れてみたいなという心境の変化がありました。そのときその時の気持ちを大事にして躊躇せずに表現していたいと思いますが、何故か頭の中で会話して、表現を引っ込めてしまう事があります。不思議です。思考に囚われることなく真っ直ぐに表現できるときが1番魂の声に近い作品になるのだと思います。思考を休ませて、素直でいたいです。

七つの浜辺

インスタグラムで「七つの浜辺」という作品の詳細を見ていただけるページが出来ました。オンラインギャラリーとして、ゆっくり作品を紹介していきます。一つ一つが愛おしい作品たち。それぞれに出逢うべき人と出会えますように。新しい作品もこちらで紹介していこうと思います。アカウントは @nanatu_no_hamabe

 

今日は満月。9月に入ってまた新しい流れになっているように感じます。その流れに乗って、ゆっくり自分の世界を広げていきたいと思います。ふと豊かさについて考えていた時、人とのご縁に恵まれていることは本当に豊かなことだなあと感じました。この地球で生きている時間は、人と人とのつながりが色々なものを運んでくれて、1人ではできない沢山の経験をさせてもらえます。色んな経験をするために私たちは生まれてきたのだと思うと、良い事も悪い(と感じる)事もどれもが経験という大事な宝なのだと思えます。一つ一つの体験が自分の人生を豊かにしてくれるのですね。今日からまた新たに、恐れずに進んでいこうと思います。

オーダーのお問い合わせについて

メールフォームが新しくなりました。

先日、お問い合わせのメールをいただいているのに届いていないことがわかりましたので、メールフォームを新しくしました。基本的に3日以内くらいにはお返事を差し上げていますので、もしもお問い合わせしてくださったにもかかわらず、こちらから返信がなければメールが届いていなかった可能性があります。大変お手数ですが、1度新しいメールフォームからご連絡ください。

 

さて気がつけば8月も末になってしまいました。7月後半から引っ越しの荷造りなど力仕事が続いていたために、なんとぎっくり腰になっていました。。引っ越し前々日にギックリなってしまい動けずにいたのですが、根性で何とか引っ越しに立ち合って、数日後に搬入と荷ほどきも終えて、最近ようやく自転車にも乗れるようになりました(笑)

 

少し落ち着いたので、オーダーメイドの受付も再開しました。しばらくフルオーダーの鞄を作っていないので、お任せでオーダーをご希望の方がおられたらご相談下さいね。色んな作品を手掛けていますが、やっぱり1人の方とゆっくり相談しながら作るお仕事がとても好きだなあと実感しています。これから鞄と共にどんな時間を過ごしたいかなどお聞きして、その気持ちに寄り添って植物や風の形などモチーフを決めて刺繍する時間。大切で貴重な体験をさせてもらっています。

(写真は「銀河の包み」後ろの方まで銀河の刺繍が広がっている素敵な包みです。)

引き続きお店の刺繍看板のお仕事も受付しています。

ご相談、お問い合わせお待ちしています。

 





     

    刺繍看板承ります

    お店の看板を刺繍で製作します。

    店内に飾るフラッグなんかも素敵だと思います。お店に訪れるお客様を優しくお迎えする刺繍看板。お店を新しく始める方や、リニューアルされる時に合わせて、お店のロゴマークなどを刺繍する事ができます。全体の大きさや文字数によって価格は異なりますが、ご予算に合わせてご相談に応じています。お気軽にお問い合わせ下さい。

     

    こちらは西宮にあるショコラティエール デリスモアさんの刺繍看板です。お店をリニューアルされる時に合わせてお作りしました。お店の包装にも使われているロゴマークをお客様のご要望に合わせて色を決めて刺繍しています。大部分はチョコレート色。光の当たり方によってしっとり艶やかなチョコレートみたいに見えるように美味しそうに刺繍しました。そんなふうに、お店のストーリーに合わせて雰囲気をイメージしてお作りしていきます。

    そして、「看板ではないけど、こんなことはできますか?」のご相談にもゆるやかな気持ちでお応えしています。1度気楽にお問い合わせ下さいね!

    夏の暮らしに向けて。

    7/7 七夕の夜

    5日満月から続いている強いエネルギーに少し気持ちが高揚しているようで、なんだか眠れずに言葉を綴っています。夜中に書くと過剰気味になることが多いので、今宵は作品の紹介を少し。

    夏のランチョンマットを製作しています。ライトグレーのリネンは使い続けるほどに、味わいが出てきます。右端に小さな羽根の刺繍をしてあります。この軽やかな作品は、お客様からのオーダーがきっかけでした。日常に気楽に刺繍や手仕事を取り入れてもらえるアイテム。34×50cm 1枚¥3500(+tax)でオーダー出来ます。羽根はお好きな色で刺繍オーダーしていただけます。梅雨の気分を少し変えたくなったら、夏に向けてオーダーして下さいね。

    まあるい空気

    7月になりました。6月はあっという間に過ぎてしまった気がしますが、みなさんはどうでしたか?

    夏至のあとすぐに、やっと電車に乗って少しだけ遠出することができ、心のふるさと星ヶ丘へ行ってきました。あの日出会えた人との会話ややりとりが、私の心には本当に優しく響きました。5月に塩屋の家で起こった様々な出来事によって、だいぶしょんぼりと落ち込んでいたのだと思います。そう、私には塩屋の湿度の高い自然がエネルギー的に強すぎて、虫たちの多さになれることが難しく無理して暮らしていることに気付いてしまったのです。都会育ちには馴染みのない大量発生の虫たちに。。。塩屋暮らしの長い方にお話を聞くと「良い意味で適当に思うことが出来ないと、ここでは長く暮らせない」と仰っていたので、そうなのだと思います。自分の繊細さを目の当たりにして受け入れてみるも、どこまでいっても私は私でしかないので仕方ないですね(笑)。良い意味で大雑把になれれば楽なのに、、、と寂しい気持ちになったりもしました。私が間借りしている家は、コミュニティスペース「flag」として月に何度か人が大勢集まる場所なので、コロナがあったことで色々と考えさせられたりもして、世界が大きく変わっていくこの貴重なタイミングに思い切って引越しをすることに決めました。自分が無理なく暮らせる場所へ。とはいえ、自然が近くにないと息が詰まってしまうので、自分なりの自然との距離感を見つめているところです。

    塩屋で暮らした時間は、それはそれは多くの気づきをくれました。本当の私はシュッとしたきれいなイメージではなくて、よわよわのヘナチョコだったりします。(これを読んでいる方はすでにご存知かと思いますが、、)人に嫌われる事を恐れる自分だったり、上手にビジネス出来ない事で引け目を感じる自分もいます。それでも少しずつ、人に嫌われてもいいかと思えたり、うまくいくための方法を学んで私なりのビジネスを探し出したり、虫が苦手でもまあ生きてはいけるか、、と開き直ったりする自分を大切に思います。こういう素質のある私を助けてくれる人たちを改めて大事に思いました。「出来ないことは助け合えばいい」と言ってくれる人、「頼ってくれてありがとう」と言ってくれる人たちを本当に愛しく思います。自分がどこまでも素直な自分でいることで、助けてくれる人は側にたくさんいるのだと知ることができました。だからよわよわのヘナチョコでいることを安心して選ぼうと思うようになってきました。もう1人でがんばる必要はないのだと思うと力が抜けて、より一層やわらかな心になっていきます。その人が自分のまんまでいると空気がまあるくなって、周りにいる人は好きになってしまうのだろうなと、ふと思いました。何かが優れているからその人を好きになるのではない。だから自分の素質とは違うことを頑張りすぎる必要はないのですね。44歳の夏、いまさらですが自分のままで生きる尊さをひしひしと感じています。

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