夏至までの時間

梅雨に入ってから、いろんなところで紫陽花が満開ですね。今年はどの株も花をつけており、密やかな自然環境の変化を感じていました。昨日、一昨日、梅雨は束の間の中休みで、晴れて夏のような暑さでしたね。この時を逃さないとばかりに、収穫して干してあった大麦の脱穀を完了させました。初心者の土仕事、あまり良い出来ではなかったのですが、素直に嬉しいです。種から育てた大麦はようやくひと巡りしました。

 

6/21は夏至を迎えます。今年は金環日食と蟹座新月も重なるということで、いろんな方が大事なタイミングであることを発信されていますね。特に夏至までの期間は心身の浄化がとても大切だとか。夏至から大きく流れが変わるので、それまでに要らないものをデトックスすると良いそうです。そう言われると焦って何かしなくては、、、と思ってしまいますが、私は「自分が心地よくいる」ということを最優先しようと思っています。会いたかった人に会ったり、リラックス出来る環境に身を置いたり、大好きな香りに包まれたりして過ごしています。今は自分への愛をたっぷり注いで安心していることが大切な気がしています。安心して優しい気持ちで過ごしていると、自ずと波動は整ってきます。安心と不安は同時に存在する事ができないから、ふうっと力を抜いて安心してリラックス。外側の慌ただしさとはひと時距離を置き、自分自身を満たし楽しむ期間にしようと思います。自分自身でいる事。それが1番ですね。

星のミモザ

昨日から大雨が降っています。風も強くて、木々が大きく揺れるのを少し眺めていました。今日みたいな雨が降っていると、他の世界からは切り離されたように感じて、ぐっと集中して作品制作ができました。前からずっと作りたくて温めていたミモザの小さなバッグ。ミモザの花を刺繍をしながら、星屑を刺繍しているような気もしてきて、遠くの方に流れ星を飛ばしたりして楽しんでしまいました。細部まで手縫いで仕上げて、心尽くしが楽しい作品です。貴重品や大事なものだけ入れて、軽やかに進んでいけるような波動に仕上げました。

ミモザの季節は終わってしまったけれど、新しい時代の始まりを祝福する花束のように感じます。この花が大好きな方、もしくは新しい事を始める大切な節目の方に届きますように。オンラインショップにアップする前に、必要な方がいたらメール下さいね。

 

Title : 星のミモザの小さなメディスンバッグ

Price : ¥15400

Size : 22cm×22cm(マチ6cm)

Material : アンティークリネン(内布コットン) / 紐:アンティークリネン紐

本当の自分時間

昨日は満月で月食でした。とても大事なターニングポイントです。

私は自分のために自分軸を見つめ直す時間を持ちました。それが今本当に大切な事だと思っています。自分のペースが必ずしも世の中のペースと同調するとは限りません。私の場合は随分前から世の中と違いすぎるので、それを必死で近づけようと頑張って生きてきました。話をするのもゆっくりだし、話を聞くのもじっくり聞きたいと思うし、言葉を探すのに時間がかかります。生きる中の一つ一つがそんな感じなので、世の中のスピードが今の私には何だか早すぎるなあと感じてしまいます。

この2ヶ月ほど世界が静かにゆっくり動いていた間に、自分の生きる根源のペースを知りました。そこが本来の自分の軸だったのだと思います。人それぞれに、変わらずハイペースで動いている事もあるだろうし、早く進む事がしっくりくる人もいると思います。そして日常が急速に元に戻ろうとしている今、その現象を不思議な気持ちで眺めています。そのスピードに私は追いついていけないし、追いつこうとも思っていないです。自分のペースを再確認したことで、今までどれほど無理に合わせようとしていたかを再確認しました。

そばにいる人とペースがどんどん大きくずれてきたのを目の当たりにしながら、これは何を教えてくれているのだろう?と見つめ続けていました。でもきっと、ただただ自分の軸に戻る事を伝えてくれたように思います。早い事が良いとか悪いとかではなく、己を知る、そしてしなやかに己の人生を全うする。それに尽きるのかもしれません。自分にとっては、「オソイホドハヤイ」(ミヒャエル・エンデ モモより)が最短最速な方法なのだと感じています。人生の中の時間を一つ一つ味わいながら、自分を生きる。もしそれが大多数の人と合わなくても、その生き方が自分には合っているのだと思います。少し勇気はいるけれど、自分の人生を生きるために生まれてきたのだから、大切に生きていたいと思います。宇宙はシンプルです。

羽根が導くターニングポイント

最近、有り得ない!と思う事がよく起こります。それがまたちょっとした衝撃を伴うので、感情も動かされます。でもよく考えると、このところ私の日常は喜怒哀楽を激しく揺り動かされることがあまりなかったので、ちょっとした調整作用なのかなと思ったりもします(笑)感情の筋トレみたいな。

先日は突然、空から白い(ものすごく可愛い)鳥が落っこちてきました。野生ではない鳥だったので、飼われていた家から逃げてしまったのかな。たぶん羽根を他の鳥に襲われたのだと思います。あまりにびっくりして、でもどうしてあげることも出来ずにあたふたしていたら、そのうち何処かへ飛んでいったようで(飛ぶ元気があったことに)ホッとしました。なぜここに?と違和感あり過ぎましたが、毎日羽根を刺繍して鳥とのご縁が近くなっていたのでしょうか、、、。その時に感じたことは、現実はなんでも起こり得るということでした。そんなこと有り得ない!と心の中で思うことも、実は有り得るということなんです。制限や限界を作ってしまっているのは自分自身と、よく聞く言葉ですが、やはりそれはもっともなことなんだなあ、、、と改めて実感しました。自分の世界に制限がなく、ゼロ(無)の状態であれば、不思議なことが自然に起こります。今の私は、ゼロになるための調整期間だと感じています。感情を動かして、魂を活性化させて、より生き生きとした時間を過ごすための準備期間。

凪の状態は穏やかですが、それだけでは自然界が循環しないのと同じで、大雨が降って波風が激しくなることもまた必要なのだろうと思います。今までと違った目線で、大空を飛ぶ鳥のように俯瞰して人生を眺めると、一つの小さな有り得ない出来事が軌道修正のための大事なポイントだったりするのだろうなと思います。起こること全ては、良い悪いで判断できるものではなくて、一つ一つが人生に必要なことなのでしょうね。そう思えない時も確かにあるけれど、、。いつでも人生を肯定しようと思えると、内側からエネルギーが湧いてくるのを感じます。これから何が始まるのかな?と思うと本当に楽しみです。

新しいサイクル

世の中が動き出していますが、いかがお過ごしでしょうか? 個人的にはまだもう少し時間をかけて気をつけた方が良いような気がするので、制作に時間を割いて家の中でゆっくり過ごそうと思っています。

さて、先週の新月以降に色々な気付きがありました。魂の記憶もハッとするような事が思い出されました。身体は家の中で静かに過ごしていますが、魂は深いところ、高いところを行ったり来たりしながら目まぐるしく学び、動いていたように感じます。昔から、「うまくいきそうになると怖くなる」という不思議な感情があって、どこから湧いてくる感情なのかわからなかったのですが、根源的な理由がわかったり、自分の中で疑問に思っていた事に対する理由が明らかになりました。気がつく事が出来たとき、その事は解消するそうです。なかなか取れない根深いブロックだったなあと思います。そんな訳で、深い部分での気付きがあったため、自分自身の気持ちがどんどんクリアになり、我慢してしまっていたことに気づいたり、もっとこうしたかったのだという事も見えてきました。今までのサイクルは完全に終わり、真新しいサイクルへと移行する時期に差し掛かっています。こういう時は、今までのものはきちんと完了させて、本当は自分がどう在りたいのか?、どういう世界で生きていたいのか?を改めて選択し直す必要があります。私の場合、今までは戦士のようにストイックに生きてきましたが、そういうのはもう終わりにしたいと思っていた事に気づきました。今は、力を抜いてほのぼのと、とにかく安心して笑いながら時間を過ごしていたいと思っています。

今日は塩屋の家のメンテナンスが無事に済んだと家主から連絡があったので、来週にはようやく戻れそうですが、以前の気持ちとは変化しているので、今後どんなふうに自分の環境を整えていくのかは思案中です。地球の次元が大きくシフトしている今、個人レベルの現実も大きく変わるとは聞いていましたが、ここまで180度気持ちが変わるとは予想以上です。。焦らずゆっくり自分と対話を重ねて、より自分らしい人生へと変えていこうと思います。

 

写真のバラは、実家から少し歩いたところにある大きな公園内のバラ園に咲いていました。久しぶりにそこまで歩いたら溢れるように咲いていて、うっとりしました。懐かしい場所が今もあるというのはありがたいですね。

虹色の糸

23日は双子座で新月でした。エネルギーが強かったので1日中眠くて体がだるかったです。こんな日は何をやってもうまく進まないことがわかっていますから、昼からはゆっくりと過ごしました。体をほぐすヨガをして、少し瞑想もしました。世の中が不安定なときに自分の波動を整えるのは難しいですが、出来る限り優しく穏やかに保っていたいです。

 

新月のsewing meditation は光るブルーの羽根。糸を選ぶとき、ふと見ると糸の束が虹色に並んでいます。それを見て思い出した事があります。4年前、手の腱鞘炎が悪化し、手を使う事自体が出来ないような状態でした。そのときにもう刺繍することも出来なくなる、と覚悟をして刺繍糸を全部整理して人に譲りました。私よりだいぶ若い友人で、これからきっと素敵な作品を作っていかれるだろうなと思う方へ譲りました。彼女は私の作品のファンでもいてくれたので、思いがけずショックを受けてもいて、私の刺繍の作品をとても大事に思ってくれていることや、またいつか作品を作って欲しいということを伝えてくれました。そのときになって初めて、作品というものが自分だけではなく人の心にも大切に存在してくれている事を知りました。(きっとこのブログを読んでくださっている貴重な方々も、同じ気持ちを持っていて下さるのでしょう。。) 彼女の言葉で、またいつか手が治ったら刺繍しようと思う事ができました。そして、気がついたら刺繍糸が虹色になるほど貯まって、好きな色を好きに使ってまた刺繍していました。

世界はすでに大きく変化していて、より自分の魂にそった生き方へと促されています。喜びを持って人や社会へ奉仕できる形を、私も探しながら制作しています。他人と比べる事なく、自分が愛を持ってできる事をできるやり方で。

もう片方のドア

片方のドアを閉めても、その風でもう片方が開く

 

外出自粛の間に自宅で見ていた映画のセリフで聞こえた一節です。それぞれの人にとって新しいもう片方のドアが開く時なのだと思います。素敵な言葉だったのでシェアします。

 

写真はメディスンバッグー天の川銀河

太陽の羽根に学ぶ

 

仮住まいになって10日ほど経ちました。外出自粛もあり、毎日その瞬間瞬間を生きることにしているから、何かをしたという記憶があまりありません。

ゼロでいる。それはとても大切なことです。今に集中していると、過去に囚われることもないし、未来を心配することもありません。今を大切に過ごし、大切に過ごした今が未来になっていく。私は思い出や記憶を握りしめていたのかもしれません。(良いことも悪いことも、素晴らしい作品のことも、悔しい思いをした作品のことも)。過去の記憶で今が見えにくくなっていたのかもしれません。それに気がついてからは、今この瞬間に意識を向け、味わうようにしています。すると、とても軽くなって、自分の中にスペースができてきました。わあ、ギュウギュウだったんだ、、、とびっくりします。記憶や思い出を無くす訳ではなく、宇宙にポーンと放って、いつでもそこにあると知っていると、握りしめずに大らかに手放していられるのですね。

スペースができると、内なる声がよく聞こえてきます。必要な情報も、どんどん目の前に現れてきます。本来の魂のままでいることが大事だと言われるのは、きっとこういう事なのですね。

毎日1枚の羽根を刺繍する。その手仕事を通して、私は自分に1歩近づきます。毎日違う色、違う表情の羽根が生まれ、それを素直に表現しています。自分の内側に大きな宇宙があって、そこには様々な色がある事を知ります。自分という個と、広大な宇宙が1つになる時間でもあります。今はなにかを成し遂げたいという思いも手放して、ただただ1枚の羽根に学ぶ時間を過ごしています。とても豊かな時間です。

祈りの羽根

塩屋の家がメンテナンスのため、6月まで別の場所に退避しています。

人によってはそろそろ仕事も動き出していますね。私は5月後半までは、引き続きゆったりした時間となりそうです。その間、何となく落ち着かないので手を動かしていたいなと思い、毎日1枚の羽根を刺繍していくことにしました。きっかけは、友人が送ってくれた木彫りの角大師さまの版画。疫病封じ、厄除の大師さまで、安心安全を祈願して彫ってくれたそうです。ちょうど私の環境が目まぐるしく変化している真っ只中なので、しょぼんと凹んでいる時もあり、優しさが心にじーーーんと染み渡りました。そのお礼にと、まず1枚の羽根を刺繍しました。この羽根は郵送してしまいましたが、これから1枚ずつ刺繍する羽根が、沢山増えて翼になる頃には穏やかな日々になりますようにと祈ります。自分自身の環境も、最善を思い描くことでより良い環境へ変化させていこうと思います。出来るだけリラックスしながら、優しい愛が循環する環境をイメージしてフォーカス。今は世界的に見ても動く時ではないので、ただただリラックスして、優しい気持ちで過ごすことが何より大事な気がしています。

 

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