ダマスクローズの香りで潤いを。

先日やっとハンドメイドの化粧水が出来上がりました。
ダマスクローズのローズウォーターとカモミールのティンクチャーを使って。
ローズの香りは以前はあまり好まなかったのですが、アーユルヴェーダの先生とお話する機会があり、色々と教えていただきました。今の私の体の状態だと、ローズが体の内側に潤いを与えてくれると聞き、使ってみることにしました。朝晩、化粧水をたっぷりと使うたびに何やらうっとりするような気分になります。
香りに色がある訳ではないのですが、ダマスクローズの赤色や強いピンクのような色が自分を包んでくれるような気分になれます。嗅覚と脳とイメージの関係はとても面白く、作品を作るインスピレーションにもなります。私は元来とても女性的な性質を沢山もっているのですが、それを表現しないようにマニッシュな服を着たりしていたことにも気が付きました。一人で仕事を切り盛りしていたころに、そんな習慣がついてしまったのかもしれないです。男性に負けないように、必死で壁に立ち向かい、自分の道を切り開いていたのですから。。。それも仕方がなかったのかもしれません。

 

刺繍を再開してから、手の調子もさほど悪くなることもなくホッとしています。
純粋に「作る喜び」を味わうために、腱鞘炎で作れない時期があったのかもしれません。

暮らしと手仕事。
工夫する喜びと美を追求するこだわり。色々な喜びを暮らしの中で感じながら生きることで、本当に豊かな時間を過ごすことができます。
お金が沢山あって、何もかも買えるとしても、私はきっと同じ生活をするのだろうなと思います(笑)ダマスクローズは、本来の自分に戻るきっかけをくれたように思います。
ハンドメイドとは、何が本当に必要なものなのかを、しっかりと自分に問う時間でもあります。自分の手を使うことで、本当の自分を見つめる大切な時間になります。