植物の声、音の力

気が付けば4月も真ん中あたり。
3月は色々と仕事をしていて、一つ手仕事が終わったら次の手仕事へとずっと引き続いて仕事をしていました。一段落して桜を堪能した後で、なんと季節外れのインフルエンザにかかってしまいました。。大人になってからは初めて。流行も終わっているのに、、、。でもまあ、それも何とか落ちついて、ようやく言葉を綴っています。ちょうど届いた「Waltz for BEAU PAYSAGE」というCDを聞きながら。それぞれの思いで大切に奏でられた録りおろし作品集です。一つ一つの音が体に染み込むようです。

寝込んでいるあいだ、心をホッとさせてくれたのは植物でした。
小さな植物がそばにあるだけで、その生命力に触れているような気がしました。「体が動かないときは、ゆだねて逆らわなくていい。」と言われているようでした。元気になってから、さっそく庭に出て満開のフリージアを摘んできました。この色の花は香りが柔らかくて優しいです。心静かに暮らしていると、植物の小さな声が届いてきます。なるべくその声が聞こえるように生きていようと思っています。世間の時間とは違うけれど、それを恐れずに自分の時間を大切にして生きることを思った数日でした。

4月ははじまりの季節。改めて自分の原点を思う季節です。今までの時間を尊重しながら、これからの道を見つめています。