虹色の糸

23日は双子座で新月でした。エネルギーが強かったので1日中眠くて体がだるかったです。こんな日は何をやってもうまく進まないことがわかっていますから、昼からはゆっくりと過ごしました。体をほぐすヨガをして、少し瞑想もしました。世の中が不安定なときに自分の波動を整えるのは難しいですが、出来る限り優しく穏やかに保っていたいです。

 

新月のsewing meditation は光るブルーの羽根。糸を選ぶとき、ふと見ると糸の束が虹色に並んでいます。それを見て思い出した事があります。4年前、手の腱鞘炎が悪化し、手を使う事自体が出来ないような状態でした。そのときにもう刺繍することも出来なくなる、と覚悟をして刺繍糸を全部整理して人に譲りました。私よりだいぶ若い友人で、これからきっと素敵な作品を作っていかれるだろうなと思う方へ譲りました。彼女は私の作品のファンでもいてくれたので、思いがけずショックを受けてもいて、私の刺繍の作品をとても大事に思ってくれていることや、またいつか作品を作って欲しいということを伝えてくれました。そのときになって初めて、作品というものが自分だけではなく人の心にも大切に存在してくれている事を知りました。(きっとこのブログを読んでくださっている貴重な方々も、同じ気持ちを持っていて下さるのでしょう。。) 彼女の言葉で、またいつか手が治ったら刺繍しようと思う事ができました。そして、気がついたら刺繍糸が虹色になるほど貯まって、好きな色を好きに使ってまた刺繍していました。

世界はすでに大きく変化していて、より自分の魂にそった生き方へと促されています。喜びを持って人や社会へ奉仕できる形を、私も探しながら制作しています。他人と比べる事なく、自分が愛を持ってできる事をできるやり方で。