植物と祈りの手仕事

今日から10月。風がひんやりしています。

9月は私にとって1つの締めくくりでした。今までやってきたことを1度見つめ返して、「ここまでよく頑張ってきた」と自分自身を認め祝福してあげたような時間でした。

そして10月、これからの始まりをはっきりと感じます。染色をお願いしていくこと決めてから、今まで知りたかったシュタイナーの植物との向き合い方を学ぶために本を注文しました。宇宙的な生命観と植物の叡智を敬って共生する生き方。学びがとても楽しみです。

 

先日Instagramでも書きましたが、ずっとフラワーオブライフの刺繍をしようと思っていて、やっと下絵を描いていました。フラワーオブライフとは、神聖幾何学の図形で生命の起源や循環を表しています。あまりに難しい図形なので、その中にあるシンプルな図形も描いてみて、刺繍出来そうな美しい形を見つけました。

神聖幾何学図形はそれ自体に宇宙の叡智が表されていて、その形は私たちの生命の中にすでに存在している形なのだそうです。だから深いところで受け取ると、自分の内なる宇宙へと広がっていく気がします。

 

今までずっと、1人で祈るように手仕事をしてきました。でも1人ではもう手に負えないというか、大きく世界中へ祈りを、そして愛を大きく広げるように仕事をしようと思った時(それは世界で活躍、とかではなくて、純粋に祈りを広げたいのです)、1人の人間では限界があることを痛感しました。

人に協力してもらったり、助け合ったり、そして大いなる宇宙や、この世界を育んでいる植物たちと一緒に作品を作っていこうと素直にそう思いました。それが私が今できる、そしてこれから続けていく祈りの手仕事です。