愛する事しかできない鳥、キルシュの物語。それは数年前に私が書いた物語ですが、今改めて何度も何度も言葉を読み返しています。人と違うことを大事にして生きることは、とても勇気がいります。作品を作り続けていくことが、そんなに大事なことなのだろうか?と思うこともあります。何も成さなくても、充分に生きているのですから。それでも、突き動かされるように作りたいと思える事は本当に不思議な事で、それこそが続ける原動力となる「静かな情熱」なのだと思います。もう一度、昔の人たちの手仕事のように、ただただ身近な人のためにより良いものをと手を動かし出来上がる愛のある仕事に返ろうと思います。キルシュの物語は、それを思い出させてくれます。読む人によって、受け取り方は様々だと思いますが、言葉が多くの人に届けばいいなと思っています。まずはもう一度、自分自身に言葉を染み込ませ生きていようと思います。
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