個展が始まりました

「母なる大地の小さな星」

今日から個展が始まりました。夏のような陽射しの下、初日から沢山のお客様に来て頂いています。

星ヶ丘SEWING TABLE COFFEEでの作品展は約3年ぶり。今回はお店の隣に出来た分室So Leiでの展示販売となります。手刺繍の小さい作品も沢山仕上がりました。原点にもどって、一針を大切に縫いたくて、白の刺繍から始めました。静かなのに力強く語りかけてくる作品たち。ぜひ会場でゆっくりと手に取ってご覧になってください。

会期中の在廊日は、19 . 20 . 25 . 26 . 27日です。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしております。

「母なる大地の小さな星」浜七重作品展

2018.5.16 – 27 (close 21.22.23)
SEWING TABLE COFFEE 分室 SoLei
open 11:00 – 18:00
枚方市星丘2-11-18 星ヶ丘学園内(京阪星ヶ丘駅より徒歩5分)
090-2045-6821
http://tamazkue.sakura.ne.jp/pg1.html

wind fall bag

個展まであと一週間ほどになりました。
写真はwind fall bagと名付けたシリーズの包みの一部です。個展にて販売します。

予定していた作品はほぼ仕上がり、あと数点作りたいものを作るのみになりました。
いつもなら時間ぎりぎりまで作り続けているのですが、今回は自分の体を過信しないように、制作期間を沢山取り、前倒しでじっくりと作ってきました。予定の分量にほぼ到達した安心感から、急に手の疲れや体の痛い所が顔を出してきています(笑)だから、少しお休みしながら、言葉を綴っています。

今回の作品展で18年目を迎えます。作品を作りながら思っていたのは、作ることが嬉しくて仕方ないということ。手を動かせることの喜びは、生きている実感を思いださせてくれます。去年の丸一年、作らない時間を過ごしたことも、今ならとても大切な時間だったと思えます。そういう時間を過ごした中で、熟成されたイメージが今回の作品になっています。星と大地と。自分をとりまく世界と等身大の自分自身。手とイメージと、自分自身の思考が一つに調和した今の私の世界をゆっくりと感じてもらいたいなと思います。そして、「作品には作品の道がある」とは今日出会った言葉。自分の手から生まれた作品が、手を離れ、生きたい場所へと旅立っていくこともまた楽しみです。

 

「母なる大地の小さな星」

2018.5.16 – 27

at SEWING TABLE COFFEE 分室So Lei
open 11:00 – 18:00
close 21,22,23
枚方市星丘2-11-18 星ヶ丘洋裁学園内

 

在廊予定日は、5/16、19、20、25、26、27

 

バッハと刺繍

久しぶりの刺繍。
自分の作品なのに、神様が糸と針を動かしているみたいに美しい模様が浮かび上がる。
短い線の連続模様。たったそれだけで、作品に音楽が宿る。

今の自分が出来ること。手の中にあるもので、自分が出来ること。
手を痛めて以来、模様で埋め尽くすような刺繍は出来なくなってしまったけれど、宇宙に絵を描くみたいに、大きな空間と静かに踊るように作れたら、それで充分だと思った。
色で埋め尽くさなくても。

刺繍をしすぎると、エネルギーが指先に溜まってしまう。
この数年、それをどう解消したものかとずっと思案し続けてきた。
今日不意に、昔ピアノを弾いていたことを思い出した。
バッハの練習曲を久しぶりに弾いてみたけれど、左手が思うように動かない。それでも数十分ゆっくり練習していたら、少しずつ指が思い出してくれた。
刺繍する手の動きと、ピアノで使う指の動きは、全く違う動きなので、腱鞘炎は特に感じず、指先のエネルギーも少し外へと放出されたように思えた。

エネルギーが循環してくれると、色んな物事が動いてくれる。
指先に溜まったエネルギーは音を奏でることで、宇宙に循環され、私にはピアノという趣味が戻ってきた。
無駄なことなど一つもないのだ(笑)

ワークショップのお知らせです

「母なる大地の小さな星」作品展の期間中、5/19にsewing tableにてワークショップを開催します。

5/19 (土)14:00〜(2時間程度を予定しています。)
「手縫いの時間をふんわり楽しむワークショップ」

アンティークリネンを使って、小さな包みを手縫いで作ります。
はじめはパリッとした風合いのリネンですが、縫っているあいだに手の温度が加わって、とろんとした質感に変わっていきます。そんなやわらかな感触を感じながら、自分の手で縫う事を共に楽しみましょう。

参加費 3500円材料費込み(お茶、おやつ付き)
定員  5名
ご予約、お問い合わせは tamaken@mac.comまで。

今日は私の大好きなお師匠、永井宏さんの命日。永井さんが繫いでくれた大切な場所と大切な仲間に会いに、星ヶ丘に行っていました。
永井さんに会っていなければ、今私はこんなふうに作品を作って生きていなかったと思う。
山あり谷ありのでこぼこで困難なことが多い生き方だけど、魂が自由で愛いっぱい豊かに生きる道を知れたことは、本当に感謝しかないです。
今年の5月で作品を作り始めて18年目を迎えます。人生で言えば、青春まっさかりの時期。
溢れるエネルギーを最近溜め込んでいたので、パーーーーンと弾けるように大らかに展示したいなあと思っています。そして、17年間作り続けてきた時間を大切に思い、手縫いや制作を一緒に楽しむような機会を今後は少しワークショップで共有していきたいなと思っています。
教えるとかは苦手なので、作る時間を共有するような温かな時間がいいのです(笑)

作品展のお知らせ

5月の作品展のお知らせです。

5/16 – 27(21,22,23CLOSE) SEWING TABLE 分室 So Leiにて
「母なる大地の小さな星」
布花で作ったリースと手刺繍の小さな包みの作品展を開催いたします。

星ヶ丘での作品展は「キルシュ」展から3年ぶり。時が過ぎる早さにびっくりしますが、今までとはまた少し違った新しい作品を制作しています。
手刺繍の作品はあまり沢山制作できないのですが、素敵なアンティークリネンを見つけたので
それを使って作品を作っています。最初はぱりっとしたリネンですが、縫っているあいだにとろんとする感触がとても優しいです。このアンティークリネンを使ってワークショップも開催します。
5/19の予定です。詳細は後日。

今回もフライヤーデザインはSU-の角谷さんにお願いしました。
しっとりした質感の美しいフライヤーです。これ自体がまるで作品のようで、
保管用に二枚ずつお渡ししたいような、素敵な案内状になっています。

今回の作品展については、温かな思いが沢山あるので、
ゆっくりとブログで綴っていきたいなと思います。

白の手仕事

新しい作品は、白の手仕事から始めることにした。
久しぶりに刺繍をすると、糸と戯れているような気持がして嬉しくなってしまう。
シャリシャリとした質感のアンティークリネンは、縫っているあいだに触れることで、手の温度も加わり柔らかくなってくる。そして作品が完成したころにはとろんとした手触りに変わっている。そういう一つ一つがとても愛おしい時間なのだと改めて思う。

5月の作品展は、手刺繍の新作を久しぶりにお届けすることが出来そうです。(沢山ではないけれど。。。)

 

クスクスと長ヒジキ

このところ何だかとても忙しかった。充実はしていたのだけど、少し体が疲れていたので、今日は栄養がたっぷりとれるようなお昼ご飯を作るつもりだった。相変わらず雑草薬学を取り入れているので、海の雑草である海藻が私の体には必要だろうと思い 、長ヒジキを使って料理を始めた。

最近お気に入りでよく作るクスクス料理と長ヒジキのサラダのはずが、ぼんやりしてしまいクスクス用のスープに長ヒジキを入れてしまったので、すごく複雑な味の料理になってしまった。。。思っていたより疲れ気味なのだと改めて気付かされた午後。

今日は作品作りはお休みして、体をとことん休めよう。静かな時間のなかで不意に零れる言葉を拾う1日にしようと思う。無になれた時、自分本来の言葉やイメージが零れてくる。ザワザワした波長ではそれを聞き取ることが出来ない。私の創作に静けさは無くてはならない。

 

丘いっぱいの星の花

布花で作る星の世界。
小さきものを愛するのは、刺繍の糸目を大事にするのと同じだと気が付く。
染め上がった花びらを、一つずつ組み合わせて花を作る作業は、たまに気が遠くなる。
澄んだ夜空を見上げた時に、あまりに星が多すぎて圧倒されてしまうように。。。

大らかで豊かに茂るようなイメージを心の真ん中に置いて、
今は一つ一つの作業に集中している。
急ぐ事なかれ。
前のめりになりそうな気持の自分に言い聞かせる。

5月に枚方市星ヶ丘のSEWING TABLEにて作品展をします。
その時期はちょうど星ヶ丘洋裁学園が創立70周年を迎えるそうです。私にとってなくてはならなかった大切な場所に、心いっぱい、体いっぱいで感謝を込めて
じっくりと丘いっぱいの星を作ってみたいと思います。

潔く大らかな色で。

新しい作品を作り始めました。
今の私が見ている世界の色、清々しくて潔い透明な色で染めました。少しずつこれから色を変化させていくつもりなので、最終的にどんな世界になっていくのか楽しみです。

染め花は久しぶりなので、ひとひらずつ染める気の遠くなる工程をじっくり味わい楽しんでいます。
種を蒔いて、芽が出る時間を考えると、沢山の工程も一つ一つ必要なものだとよくわかります。だから、何かを急いで進めたりする必要もないのだと気が付きます。

作品のことを考えているとき、「感謝する」ことをふと思っていました。
自分がここまでずっと歩いてきた道で、沢山の人のサポートがあったことや、へこたれずに続けてきた自分の精神力や、動き続けてくれる体のことを思いました。毎日の中では、改めて感謝することがあまりないので、作品を作ることで沢山の感謝を心に思いながら時間を過ごしたいと思います。

今年の作品展は5月後半と、9月を予定しています。他にも素敵なことが色々出来そうなので、決まり次第またご案内します。

人生の栄養となるもの

ポートフォリオを作り直しながら、この17年間を振り返る。
好きだけで始めたことが人生の半分ほどを作ってくれた。
刺繍での表現は私の大きな転機となったけれど、ここでまた転機が訪れるとは思っていなかった。
人は進化し続ける生き物だという。
そして私は魂を磨くように修練し続ける生き方が性に合っているのだと思う。

作ることを通して沢山の方と出会い、一つ進むたびにその出会いが深まったり、または新しい出会いへと繋がってくれた。活動初期の頃に作品を見て下さっていた方に、17年経ってようやくお会いする機会ができたのも、活動を続けている中でのご縁からだった。そのたびに出会いは大きく循環しているのだと思わされる。一人の人との出会いは、一対一だけでは終わらない。そして今という時だけでも終わらない。
一人の人の人生と自分の人生が出会うことは、思っているよりもずっと壮大なのだと思う。

一時期、それを怖いと感じたことがあった。鞄作家という肩書きがまだ新鮮に聞こえたころ、知り合いがどんどん増えていき、人との交流が飽和状態になってしまった気がした。そして自分と他者の境界線がうまく見いだせず困惑した。一つの出会いを大切にしたい気持は、出会いのスピードに追いついていかなかった。その頃に、刺繍をし始めたのだったと思う。外側の人生がどんなに目まぐるしく進んでも、自分の人生の舵は自分でとろう。そう思っていた。心を鎮め一針を見つめることは、人生にもう一度しっかり根を張るような作業だった。そして一昨年の腱鞘炎は、そのことを改めて見つめさせてくれた。
人生の根を張ることばかり考えていたのかもしれない。どこまでがんばっても、根っこがまだ足りないのだと思っていた。でも、もう充分なのだと手が教えてくれた。そろそろ地上へ、空へと自由に枝葉を茂らせて花を咲かせていく時期なのだと、自分自身の体に言われた気がした。
葛藤したり、もがいたりは栄養の一つなのかもしれない。苦い物を嫌わずに受け入れることは、思わぬ力になる。何度も立ち上がる力や、新しいものへ挑戦する力。もうそろそろ甘く優しいものも受け入れようと思うけれど、、、(笑)

作ることの一つ一つが人生の栄養になっている。それを改めて知り、もっと大事に誇りにしようと思った。

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