光を拡げて

長い間頭の中にあった小さな包みのイメージ。それをようやく形に出来ました。風紋のような光の刺繍。フリーハンドで光を広げています。メディスンバッグのようにも見えるこの小さな包みは、名刺より少し大きめのサイズ。あなたなら何をいれますか?

5月で19年目。久しぶりに新しい作品を作ることが出来ました。刺繍の裏糸は全部見えるように刺しているのですが、これもまた愛おしい針の跡。ぼちぼちと進む自分の足跡のように思えます。

光と風。大地と宇宙。大らかでのびやかな形を探しています。光を解き放つ内なる力。それが今私が表現したい形。
目に見えるものでもないので、感じるままに。まずはこの小さな包みをいくつか作り進めていこうと思います。

太陽の守り刺繍

太陽の守り刺繍

無心になることの大事さをつくづく感じます。必要のない思考をやめて、一針とその空間だけを見つめながら進めることで、静かに広がる光のような刺繍が浮かび上がってきます。ただそこに在る。純粋な糸の道。美しい形だなと思います。きっとそれだけでいいのだろうと思います。必要以上の思いや意図はもういらないのだろうなと。ただただそこに在ること。いつもそういられたらいいな。自然のバランスの中で、ただそこに在る生命。

 

植物の声、音の力

気が付けば4月も真ん中あたり。
3月は色々と仕事をしていて、一つ手仕事が終わったら次の手仕事へとずっと引き続いて仕事をしていました。一段落して桜を堪能した後で、なんと季節外れのインフルエンザにかかってしまいました。。大人になってからは初めて。流行も終わっているのに、、、。でもまあ、それも何とか落ちついて、ようやく言葉を綴っています。ちょうど届いた「Waltz for BEAU PAYSAGE」というCDを聞きながら。それぞれの思いで大切に奏でられた録りおろし作品集です。一つ一つの音が体に染み込むようです。

寝込んでいるあいだ、心をホッとさせてくれたのは植物でした。
小さな植物がそばにあるだけで、その生命力に触れているような気がしました。「体が動かないときは、ゆだねて逆らわなくていい。」と言われているようでした。元気になってから、さっそく庭に出て満開のフリージアを摘んできました。この色の花は香りが柔らかくて優しいです。心静かに暮らしていると、植物の小さな声が届いてきます。なるべくその声が聞こえるように生きていようと思っています。世間の時間とは違うけれど、それを恐れずに自分の時間を大切にして生きることを思った数日でした。

4月ははじまりの季節。改めて自分の原点を思う季節です。今までの時間を尊重しながら、これからの道を見つめています。

長く共に過ごす贈り物

Art flower -Hydrangea

オーダーメイドのアートフラワーは、お客様のテーマに合わせて作ることができます。青い紫陽花は、新しくオープンするお店に飾るためにオーダーいただいたのですが、ユーカリなどがドライになっても一緒にスワッグとして飾っておけるような青い花が作って欲しいということでしたので、アンティークな雰囲気に染めあげました。瑞々しいユーカリとも相性は良いと思いますし、ドライの植物とも馴染んでいるので、お店に飾るにはぴったりのように感じます。独特の佇まいがあるので、一つのアート作品として存在感もあります。アートフラワーの贈り物は、生花を買うことを考えるととても高価かもしれませんが、長い年月を共に過ごしてもらえると思うと心の通ったあたたかな贈り物だと思います。

日曜日のパンケーキ

日曜日のパンケーキ
先日、洞爺の地で低農薬栽培されている小麦の小麦粉を手に入れたので、パンケーキを作っています。今回はシナモン風味で。粉の味がとても美味しく、何もつけなくても美味しいのです。ホカホカのパンケーキをそのまま食べていると、それだけで満たされてほっこりしてしまいます。まんまるのものは調和をいただいているような気がして、やさしくなります。調和のある愛の形。

今させていただいている仕事は、リネン店の看板の刺繍。全部で44文字を刺繍していきます。文字の刺繍はただひたすら繊維の目を見ながら刺していくので、何も考えず黙々と進めます。瞑想しているようでもあります。意識は目覚めながら、無心でいるひと時。集中力が切れたら、ひと休みします。小さい刺繍は体も縮こまってしまうので、休憩は必須です。。

私にはこれから叶えてゆく夢があります。そのためにできることを一つ一つやっています。刺繍のお仕事もそのうちの一つ。大事に丁寧に、まんまるな気持を忘れずにいようと思います。

お祝いの青い花

新しくオープンするお店のテーマカラーでお花の作品を作って欲しいというご注文をいただきました。テーマカラーは「深い青」ということで、少しずつ青い花を作り始めました。全体として見た時にテーマカラーになるように、グラデーションで染めて作ろうと思ってます。深海のような色、明るい宇宙の青色、夕暮れから夜になるときの青、、、などなど様々な青を染めていきます。色を作るときの時間がまた、とても良いのです。一筆違う色を足すだけで、青い世界がそっと幻想的な世界に変わったりします。歓びを沢山感じながら作ることで、新しいお店の発展をお祝いしながら、明るい波動が広がっていくような気持でしばらく青を染めていこうと思います。

久しぶりのアートフラワー作業。花びらは以前譲り受けた抜き弁の白い花びらを大事に染めて使っています。譲り受けたものを使わせてもらうとき、一人の作業ではないのだと感じます。宇宙の計らいで、受け取ることになった沢山の花びら。よりいっそう活かしていける方法を計画中です。

愛の星

私たちは宇宙の星々に包まれている
夜空を見上げ、果てしなく遠い星を見つめたとき
同時に星に見つめ返されている

どんなに大きなものも、小さなものも、離れているものも、そばにあるものも、
それぞれが宇宙の中で同時に存在し、影響を与え合っている

愛の星

 

銀河を漂うように

天の川をイメージして刺繍を刺し始めました。途中で青い星雲を銀河に浮かべ、紅い星々を刺したら、虹のような色になっていました。

星ヶ丘学園70周年イベント「根っこ祭りー根っこを愛でて美しい木を育むために」の作品。学園長先生からお便りをいただき、何かの形で参加しませんか?とお誘いをいただきました。私に何ができるかなあ、、、と少しのあいだ考え、自分にとって「根っこ」になっているものは何だろう?そう思ったとき、すぐに「作る歓び」ということが浮かびました。

風の線や、太陽の光の線も色々と下絵を描いたりしていましたが、今回は下書きなし。一粒ずつ直接刺繍しながら大地の上に銀河を作り、星々を無数に散りばめた刺繍にしました。これを小さな包みに仕立てて、作品を出品する予定です。手仕事の時間は本当に幸せです。

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